京都の白峯神社 春季例大祭 淳仁天皇祭で蹴鞠奉納

京都の 春季例大祭 淳仁天皇祭で蹴鞠奉納です。

鞠の守護神が祀られる神社、白峯神社で斎行された「蹴鞠奉納」。
約1400年前に伝わったとされる蹴鞠ですが、7世紀半ば、飛鳥の法興寺で貴人を交えての蹴鞠大会が開かれた際、中大兄皇子の靴を中臣鎌足拾ったことを機に縁が深まり、後の大化の改新に繋がった歴史には驚かされます。
平安期には盛んに行われ、続く鎌倉時代、室町時代にかけて、貴賤を問わず流行しました。
しかし、戦国時代に入ると人気は陰りはじめ、茶道や華道のように鞠道(きくどう)として様式化していきました。江戸時代に入り、京都の一部地域で庶民の娯楽として栄えましたが、明治時代になって日本の伝統文化が顧みられなくなると、蹴鞠人口も激減しました。
現在は、神社や後援会、蹴鞠保存会の方々のご尽力により、継承されています。

関連記事

TOP